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ハリアー MHU38Wの基礎知識
 ■■ 整備モード ■■
■注 意■
2WD整備モード時、チェックエンジンウォーニングランプが点灯した場合は、2WD整備モード解除後、SST(Ta
SCAN)を使用してダイアグコードを確認し、必ずダイアグコードを消去する。
□参 考□
ハリアーハイブリッドは、エンジン暖機状態でHVバッテリーの充電状態が良好な場合には、停車中にエン
  ジンを自動停止する。このため点火時期の点検など停車中でもエンジンの連続運転が必要なときは、[
  4WD整備モード」に移行する。
ハリアーハイブリッドは、後輪の駆動に電気モーターを使用した電子コントロール4WDおよびTRCを採用し
  ているため、スピードメーターテスターなどで前輪のみを回転させる場合は、[2WD整備モード]に移行して
  4WD制御およびTRCを解除する必要がある。
 
T 整備モードと主な使用目的
整備モードの種類 主な使用目的 制御内容
4WD整備モード 点火時期点検などのエンジン調整
車両検査時のアイドルCO/HC点検など
シフト位置P、Nレンジ時のエンジン強制
  アイドリング
2WD整備モード  スピードメーターテスター、
 2輪シャシダイナモメーターでの試験など
シフト位置P、Nレンジ時のエンジン強制
  アイドリング
リヤモーター駆動配分比の「0」制御
シフト位置D、Bレンジのリヤモーター制御
  シャットダウン
トラクションコントロール装置の作動解除
U 4WD整備モード
a. 4WD整備モードへの移行操作(TaSCANを使用しない場合)
@ IG ONにして、60秒以内に下記の操作を行う。
A シフトレバーPレンジで、アクセルペダルを4回全開にする。
B シフトレバーNレンジで、アクセルペダルを4回全開にする。
C シフトレバーPレンジで、アクセルペダルを4回全開にする。
■注 意■
 上記の操作を60秒以内に行う。
D 整備モードに移行し、マルチディスプレイに“4WD整備モード”
  が表示する。
E READY ONにすると、READYランプが点灯し、エンジンが連続
  運転となる。
■注 意■
 ● 整備モードでのアイドル回転数は、アクセルOFFで約900r/min。
 ● Pレンジ時のみ、アクセルペダルを踏むとアクセル開度60%未満で
  約1500r/minまで、アクセル開度60%以上で約2500r/minま
  でレーシングする。
 ● 整備モード移行中にダイアグコードが記憶されると、マスターウォー
  ニングランプが点灯する。
 ● 整備モードで作業中にマスターウォニングランプが点灯した場合は、
  整備モードを停止してダイアグコードの点検を行う。
F 整備モードの解除は、IG OFFにする。
■注 意■
 整備モード解除後、マルチディスプレイの“4WD整備モード”表示が消灯していることを確認する。
V 2WD整備モード
a. 2WD整備モードへの移行操作(TaSCANを使用しない場合)
@ IG ONにして、60秒以内に下記の操作を行う。
A シフトレバーPレンジで、アクセルペダルを2回全開にする。
B シフトレバーNレンジで、アクセルペダルを2回全開にする。
C シフトレバーPレンジで、アクセルペダルを2回全開にする。
■注 意■
  上記の操作を90秒以内に行う。
D 整備モードに移行し、マルチディスプレイに“2WD整備モード”
  が表示する。
E READY ONにすると、READYランプが点灯し、エンジンが連続
  運転となる。
■注 意■
 ● 整備モードでのアイドル回転数は、アクセルOFFで約900r/min。
Pレンジ時のみ、アクセルペダルを踏むとアクセル開度60%未満で、
  約1500r/minまで、アクセル開度60%以上で約2500r/minま
  でレーシングする。
整備モード移行中にダイアグコードが記憶されると、マスターウォー
  ニングランプが点灯する。
 ● 整備モードで作業中にマスターウォーニングランプが点灯した場合は、
  整備モードを停止してダイアグコードの点検を行う。
F 整備モードの解除は、IG OFFにする。
■注 意■
 整備モード解除後、マルチディスプレイの“2WD整備モード”表示が消灯していることを確認する。
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