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エスティマ AHR10の基礎知識
 ■■ 整備モード ■■
 
 
■参 考■
エスティマハイブリッドは、エンジン暖機状態でHVバッテリーの充電状態が良好かつA/Cコンプレッサー
  の駆動要求がない場合には、停車中にエンジンを自動停止する。このため点火時期の点検など停車
  中でもエンジンの連続運転が必要なときは、「4WD整備モード」に移行する。
エスティマハイブリッドは、後輪の駆動に電気モーターを使用した電子コントロール4WD、トラクションコ
  ントロール(TRC)を採用しているため、スピードメーターテスターなどで前輪のみを回転させる場合は、
  「2WD整備モード」に移行して4WD制御およびトラクションコントロールを解除する必要がある。
整備モードでのアイドリング回転数は約1000r/minで、アクセルペダルを踏むと約1800r/minまでレ
  ーシングする。
 
整備モードと主な使用目的
整備モードの種類 主な使用目的 制御内容
4WD整備モード 点検時期点検などのエンジン調整
車両検査時のアイドルCO/HC点検など
シフト位置P、Nレンジ時のエンジン強制
  アイドリング
2WD整備モード  スピードメーターテスター、
 2輪シャシダイナモメーターでの試験など
シフト位置P、Nレンジ時のエンジン強制
  アイドリング
リヤモーター駆動配分比の「0」制御
シフト位置D、Bレンジのリヤモーター制御
  シャットダウン
トラクションコントロール装置の作動解除
4WD整備モード
a. 4WD整備モードへの移行操作(S2000を使用しない場合)
@ イグニッションスイッチをOFFからONにする。
A シフトレバーPレンジで、アクセルペダルを2回全開にする。
B シフトレバーNレンジで、アクセルペダルを2回全開にする。
C シフトレバーPレンジで、アクセルペダルを2回全開にする。
D 整備モードに移行し、ハイブリッドシステムウォーニングが点滅する。
■ 注 意 ■
  上記の操作を60秒以内に行う。
E イグニッションスイッチをSTARTにすると、エンジンが連続運転となる。
F 整備モードの解除は、イグニッションスイッチをOFFにする。
■ 注 意 ■
  整備モード解除後、再度イグニッションスイッチをONし、インジケーターランプが消灯していることを確認
  する。
2WD整備モード
b. 2WD整備モードへの移行操作(S2000を使用しない場合)
@ イグニッションスイッチをOFFからONにする。
A シフトレバーPレンジで、アクセルペダルを4回全開にする。
B シフトレバーNレンジで、アクセルペダルを4回全開にする。
C シフトレバーPレンジで、アクセルペダルを4回全開にする。
D 整備モードに移行し、ハイブリッドシステムウォーニングおよびHVバッテリウォーニングが点滅する。
■ 注 意 ■
  上記の操作を90秒以内に行う。
E イグニッションスイッチをSTARTにすると、エンジンが連続運転となる。
F 整備モードの解除は、イグニッションスイッチをOFFにする。
■ 注 意 ■
  整備モード解除後、再度イグニッションスイッチをONし、インジケーターランプが消灯していることを確認
  する。
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