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ハイブリッドシステム点検整備時の注意 |
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■ 注 意 ■ |
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ハイブリッドシステムは高電圧(216V)回路を有している。取扱いを誤ると感電、漏電等の原因につなが |
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るので手順に従い正しい作業を行なう。 |
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高電圧回路の点検・整備上の注意 |
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@ 高電圧回路に関わる点検・整備を行うエンジニアには労働安全衛生法 第95条ならびに労働安全衛 |
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生規則 第36条により特別教育の受講が義務付けされている。 |
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A 高電圧回路のワイヤハーネス・コネクタはオレンジ色で統一してある。また、HVバッテリをはじめ高電圧に |
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関わる部品には「高電圧」のコーションラベルが貼り付けてある。これらの配線や部品には不用意に手を |
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触れない。 |
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B 高電圧系統の点検・整備を行なう場合は絶縁手袋の着用ならびにサービスプラググリップの取りはずし |
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など、感電防止措置を確実に実施する。また取り外したEHバッテリプラグは、作業中に他のエンジニア |
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が誤って接続することがないようにポケットに入れて携帯する。サービスプラググリップの取り外しは別項目 |
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参照 |
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C サービスプラググリップを抜いてから高電圧のコネクタや端子に触れるまでに、5分間の時間を確保する。 |
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□ 参 考 □ |
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インバーター内の高電圧コンデンサーが放電するための時間である。 |
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D 絶縁手袋は使用前に、ひび、割れ破れその他損傷のないことを確認する。また湿潤した絶縁手袋は使 |
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用しない。 |
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E 作業時はシャープペンシルやスケールなど、落下して短絡の恐れのある金属製品を身につけない。 |
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F 絶縁被覆のない高電圧端子に触れるときは、事前に絶縁手袋を着用し、テスタで電圧が0Vであるこ |
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とを確認する。 |
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G 高電圧のコネクタや端子は取りはずし後、直ちに絶縁テープで絶縁処置を施す。 |
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H 高電圧のネジ止め端子は規定トルクで確実に締付ける。トルク不足・過大ともに不具合の原因となる。 |
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I 高電圧系の作業中は車両に「高電圧作業中・触るな」の標示を行なうなど、他のエンジニアに注意を |
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喚起する。 |
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J 高電圧系の作業後、サービスプラググリップを接続する前に部品や工具の置き忘れ、高電圧端子の |
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閉め付けおよびコネクタの接続状態などを再確認する。 |
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