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プリウス HNW20の基礎知識
 ■■ 整備モード ■■
 
 
■参 考■
プリウスは、エンジン暖機状態でHVバッテリーの充電状態が良好な場合には、停車中にエンジンを自動停
  止する。このため点火時期の点検など、停車中でもエンジンの連続運転が必要なときは、整備モード(MAI
  NTENANCE MODE)に移行する。
TRCを採用しているため、スピードメータ・テスタなどで前輪のみ回転させる場合は、整備モード(MAINTEN
  ANCE MODEまたはCERTIFICATION MODE)に移行してTRCを解除する必要がある。
 
 整備モードと主な使用目的
整備モード
(TaSCAN表示名称)
主な使用目的 制御内容
MAINTENANCE MODE
(2WD(排ガス測定用))
  点検時期点検などのエンジン調整
   車両検査時のアイドルCO/HC点検
   など
  スピードメーターテスター、2輪シャシ
   ダイナモメーターでの試験など
  シフトポジションP時のエンジン強制
   アイドリング            
  TRC装置の作動禁止       
CERTIFICATION MODE
(2WD(TRC禁止用))
 スピードメーターテスター、2輪シャシダイ
 ナモメーターでの試験など
  TRC装置の作動禁止
 MAINTENANCE MODE(2WD(排ガス測定用))への移行操作
テスタを使用しない場合
@ IG ONにして、60秒以内に下記の操作を行う。
@ シフトポジションPで、アクセル・ペダルを2回全開にする。
A 左足でブレーキペダルイを踏んだ状態でシフトポジションNにして、アクセル・ペダルを2回全開にする。
B Pポジションスイッチを押し、シフトポジションをPにして、アクセル・ペダルを2回全開にする。
■注 意■
 アクセルペダルの操作は、アクセルペダルの全閉から全開を1回とする。
A 整備モードに移行し、マルチディスプレイに”MAINTENANCE MODE”が表示される。
B ブレーキペダルを踏みREADY ONする。
C READYランプが点灯し、エンジンが連続運転となる。
■注 意■
  整備モードでのアイドル回転数は、アクセルOFFで約1000r/min。
  Pポジション時のみ、アクセルペダルを踏むとアクセル開度中程度までは約1500r/min、それ以上全開
   までは約2500r/minでレーシングする。
  整備モード中にダイアグコードが記憶されると、マスターウォーニングが点灯する。
  整備モードで作業中にマスターウォーニングが点灯し続けた場合は、整備モードを停止してダイアグコード
   の点検を行う。
 CERTIFICATION MODE(2WD(TRC禁止用))への移行操作
テスタを使用しない場合
@ IG ONにして、60秒以内に下記の操作を行う。
@ シフトポジションPで、アクセルペダルを3回全開にする。
A 左足でブレーキペダルを踏んだ状態でシフトポジションNにして、アクセルペダルを3回全開にする。
B Pポジションスイッチを押し、シフトポジションPにして、アクセルペダルを3回全開にする。
■注 意■
 アクセルペダルの操作は、アクセルペダルの全閉から全開を1回とする。
A 整備モードに移行し、マルチディスプレイに”CERTIFICATION MODE”が表示される。
B ブレーキペダルを踏み、READY ONする。
C READYランプが点灯することを確認する。
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