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ハイブリッドシステムは高電圧回路を有しております。取り扱いを誤ると感電、漏電などの原因につながるので、手 |
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順に従い正しい作業を行って下さい。 |
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高電圧回路に関わる点検・整備を行うエンジニアには労働安全衛生法 第59条ならびに労働安全衛生規 |
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則 第36条により「特別教育」の受講が義務付けられている。 |
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A |
高電圧回路のワイヤ・ハーネス・コネクタは、オレンジ色のハーネスに接続されたコネクタで統一してある。 |
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また、HVバッテリをはじめ高電圧に関わる部品には「高電圧」のコーション・ラベルが貼付してある。 |
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これらの配線や部品には不用意に手を触れない。 |
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B |
高電圧系統の点検・整備を行う場合は、絶縁手袋の着用並びにサービス・プラグ・グリップの取り外しなど、 |
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感電防止措置を確実に実施する。また、取り外したサービス・プラグ・グリップは、作業中に他のエンジニアが |
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誤って接続することがないようポケットに入れて携帯する。 |
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■注 意■ |
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不具合が発生する可能性があるため、サービス・プラグ・グリップを取りはずした状態でREADY ONにしない。 |
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C |
サービス・プラグ・グリップを抜いてから高電圧のコネクタや端子に触れるまでに、10分間の時間を確保する。 |
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■参 考■ |
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インバータ内の高電圧コンデンサーが放電するための時間である。 |
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D |
絶縁手袋は使用前に図の方法にて、ひび、割れ、破れ、その他損傷がないことを確認する。また、湿潤した絶縁手袋は |
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使用しない。 |
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E |
作業時は、シャープ・ペンシルやスケールなど落下して短絡のおそれのある金属製品を身に付けない。 |
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F |
絶縁被膜のない高電圧端子に触れるときは、事前に絶縁手袋を着用し、テスタで電圧が0Vであることを確認する。 |
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G |
高電圧のコネクタや端子は取り外した後、直ちに絶縁テープで絶縁処置を施す。 |
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H |
高電圧のネジ止め端子は規定トルクで確実に締め付ける。トルク不足・過大とともに不具合の原因になる。 |
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I |
高電圧系の作業中は「高電圧作業中・触るな」の表示を行うなど、他のエンジニアに注意を喚起する。 |
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J |
高電圧の作業後、サービス・プラグ・グリップを接続する前に部品や工具の置き忘れ、高電圧端子の締め付けおよび |
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コネクタ接続状態など再確認する。 |
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■注 意■ |
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コネクタは、確実に接続し、半かん合状態になっていないことを確認する。 |
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K |
バッテリ脱着作業時は、プラスとマイナスの接続を間違えない。 |
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