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■注 意■ |
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この車両は、高電圧システムとHVバッテリーの電解液に強アルカリ性の水酸化カリウム水溶液を用いている。 |
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取り扱いを誤ると感電など重大な障害を受けるおそれがあるので次の手順に従い正しい作業を行う。 |
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■事故現場での処理 |
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a. |
準備品 |
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@ 保護具(絶縁手袋、ゴム手袋、保護メガネ、安全靴) |
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A 飽和ほう酸水20L(薬局で粉末のほう酸800gを購入し、容器に入れて水で溶かす) |
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B 赤色リトマス試験紙(薬局で購入) |
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C ABC消化器(油火災、電気火災の双方に対応するもの) |
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D ウエス、古タオル(電解液拭き取り用) |
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E ガムテープ、ビニールテープ(配線の絶縁処理用) |
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F SST(トヨタエレクトリカルテスター) |
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b. |
事故現場での措置要領 |
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■注 意■ |
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● 高電圧線かどうか不明のむき出しの配線に触れない。やむお得ず触る場合または触れるおそれのあるとき |
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は、絶縁手袋を着用し、ガムテープで絶縁する。 |
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● 車両火災が発生しているときは、ABC消化器で消化する。少量の水による消火はかえって危険な場合 |
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があるため、水を掛ける場合は消火栓などから大量に放水するか、消防隊の到着を待つ。 |
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● 車両が水に浸かっているときは、感電の恐れがあるためサービスプラググリップをはじめ高電圧系部品・配 |
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線に触れない。車両を完全に引き上げてから作業を行う。 |
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@ HVバッテリ付近の液漏れを確認する。 |
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■注 意■ |
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漏れている液は強アルカリ性の電解液であるおそれがあるため触れない。やむお得ず触れる場合はゴム手 |
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袋、保護メガネを着用し、飽和ほう酸水で中和し、赤色リトマス試験紙が青に変化しないことを確認後、 |
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ウエスなどで拭き取る。 |
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A 絶縁手袋またはゴム手袋、保護メガネ、安全靴を着用する。 |
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B 高電圧系部品・配線に損傷のおそれのある場合は次の手順で高電圧を遮断する。 |
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C IG OFFにする。 |
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□参 考□ |
IG OFFにできない場合は、エンジンルームジャンク |
ションブロックASSYのIGCTヒューズおよびAM2ヒュ |
ーズを取り外す。 |
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◆イラスト内指示文字 |
*1 AM2ヒュース(7.5A) |
*2 IGCTヒューズ(30A) |
*3 エンジンルームジャンクションブロックASSY |
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D絶縁手袋を着用し、サービスプラググリップを抜く。 |
(要領はサービスプラグ取り外しの項参照) |
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■注 意■ |
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不具合が発生する可能性があるため、サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY
ONにしない。 |
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